hello foo bar Saba note | 活字離れ

活字離れ

2016.7.8 (金)

ってのは殆ど嘘くさい噂の1つではありますが、たぶん活字という概念自体が歴史と共に変化しているだけという当たり前のことのように思います。活版印刷で聖書を印刷することが活字という時代から現在では図に近いギリギリの活字、紙に印刷されていない活字(電子書籍やWEBでの文字情報)、講義やセミナーによる耳や視覚からの情報という感じで、特に新聞や書籍といった古典的な活字だけが活字ではないということになってしまったわけです。そういう意味では私はものすごい文字を読んでます。むしろ文字を読み書きするのが仕事なので、一日中文字情報を扱っています。これを活字離れというのかどうかはよくわかりませんが、半角英数字のみのプログラムコードや設定ファイル、設計書と仕様書、パラメーターシート、読むのは殆ど英語のWEBサイトのDocument、ニュースはYahooニュースと2ちゃんまとめ、Amazonでは電子書籍しか買わない。そういうことです。おそらく学生時代なんかよりも数倍多くの活字に触れているはず。
私自身、個人的な好みとして文字がびっしりの本が好きです。説明が冗長で簡潔ではないものが好きです。特にきちんとした人が書いた現代哲学というのが読んでいて非常にたのしいです。ジャン・ポール・サルトル、ミッシェル・フーコー、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、みんな読み応えが合って楽しい。
いちばんつまらないのはよくまとまっているものです。節ごとにきちんと分類されていたり、箇条書きになっていたり、最後にTIPSみたいな補足があったり。あれ、何なんですかね。人間の想像力が全く失われてしまう感じのあのまとめ方。あれは活字としてはかなり厳しい。それだったらヒルベルトの幾何学基礎論とか読んでいる方がいいです。
さて、じゃなんで活字離れがいかにも社会で問題になっている的な風になっているのかというと、陰謀論ではありませんが、活字離れすると誰かが損してしまうんでしょうねということなんでしょうか。ちなみにですが、私は新聞を読みません。むかしから殆ど読みません。朝日新聞は祖父母の家に行ったときに時々読むおもろい本程度にかなり読みます。しかし普段読みたいとは思いません。社会人になったからといって日経新聞も読みません。たぶん創価学会に入っても聖教新聞も読まないし共産党に入っても赤旗新聞も読まないでしょう。新聞は最も報道が偏向しているので読まないようにしているわけです。見聞きするニュースは、

  • NHKラジオ
  • NHKテレビ
  • Yahooニュース、Googleニュース
  • Deutsch AllgemeineZeitung
  • The New York Times

ぐらいでしょうか。あとは自分の興味のあるトピックを検索してWEB上で見るだけです。活字離れを心配する日本の新聞社とか出版社の方々の経済には全く貢献しておりません。これは非常に残念なことですが、日本の報道機関は実際殆ど報道機関としての機能は失われていると思います。
とはいっても各国の新聞やニュースもかなりの偏向があります。日本の会社はクビを切らないから経済がまわらなくなるんだ、もっとリストラしてフレキシブルに行こうぜ!NewYorkはそうしてるぜ!的な記事もあれば、ドイツみたいに糞真面目すぎて上っ面のテキストしかないんじゃないの…ってのもあります。友人によるとフランスもそれはそれでかなり偏っていると。韓国なんてもう報道の意味すらなく曲がりすぎてもうひと回りしちゃっている感があります。それぞれはそれぞれなんですが、この先もっと活字は増えてくると思います。活字が増えると活字を読まなくなる人が比率として減るので、未来にはもっと活字離れが(出版社的な視座からいえば)増えてくることになると思います。みんなもっと活字から離れて、自分なりの活字を読めばいいと思います。